工夫と行動
rainmakerというブランドがある。
京都にあるブランドなのだけど、聞いたところによると定価での販売率が90%を越えるらしい。
服は定価で売れなければセールになり、セールでも売れなければ余剰在庫として処分される。
(ブランドイメージを守るため大きくセールにかけられなかったりする)
もちろん売れ残りを考えたうえで定価を決めているので、赤字にならないようにしているのだけれど、定価で売れた方がいいに決まってる。
単純にその分だけ利益になるからだ。
この前Instagramでrainmakerをフォローすると驚きの情報が流れてきた。
Instagramのチャット機能を使って、オンラインで接客しますよ。と言うのだ。
一人ひとりにそこまでするとは、、
接客した人が買うとは限らないし、販売側の労力もかなり使うだろう。
それでも一人ひとりにアプローチしていく姿勢。
そりゃ熱烈なファンが増えるよねって話。
自分だけのために提案されたら結果的に服を購入まで行かなくても、ファンになる。
一度心を掴まれたら、購入したくなるのがファン心理だろう。
製品自体のクオリティが高いのはもちろんだけど、ここまで熱心にやっていることを知ると定価で売れる率が90%を越えるのも頷ける。
数字の裏には工夫と圧倒的な行動量がある。
ビジネスに魔法なんてないのだと再認識した。