リリーフランキー

20代前半のときにリリーフランキーさんの本を読んで衝撃を受けた。

 

それまで本を読んだりしてこなかったのに、

 

リリーさんの本は穴が開くほど読んだし、

 

言葉のひとつひとつが深く刺さった。

 

ボクが初めてリリーさんの本を読んだのは、

 

有名な東京タワー〜オカンとボクと、時々オトン〜ではなくて、

 

マムシのananというエッセイだ。

 

暇つぶしに入ったBOOKOFFでこの本に出会った。

 

リリーフランキーという名は知ってはいたけれど、ハッキリとどういう人かまでは知らなかった。

 

立ち読みしながら読んでエッセイがめちゃくちゃ面白くて、僕はすぐにレジに持っていったのを覚えている。

 

書いてある言葉、表現、そのどれもが僕には新鮮でリリーさんのエッセイや小説を通して、僕は多くの言葉を獲得したと思っている。

 

リリーさんが吸うからとタバコを吸い始めたりもするくらい影響を存分に受けた。

 

リリーさんの言葉は、人と違った視点から放たれていたながら核心をエグってくる。

 

過去に出版されたものから、新しく発売されるものまで全てチェックしたし、週間プレイボーイで連載されている人生相談は毎週必ず読んでいた。

 

テレビで特集があれば録画して何度も見た。

 

最高の偽物になりたい。

できないことでも、できます!と言ってそこから必死に勉強してできるようにする。

 

今でも多くの言葉が僕の中に存在する。

 

いつかリリーさんみたいなアウェイに飛び込んでも堂々としている最高の偽物に僕もなりたい。

 

生き方が滲み出てカッコいい。

 

そんな大人に僕はなる。