幸せ

何を幸せに感じるかは人それぞれだ。

 

これはすごく当たり前のことなのに、

 

いつのまにか忘れてしまう。

 

ついつい人と比べてしまって、

自分は幸せではないのかもしれないと疑ってしまう。

 

人と比べている限り、幸せにはならない。

 

だってあなたの幸せはあなたにしかわからないから。

 

たとえば僕はサウナとサッカーが大好きだ。

 

サッカーを観戦して、その後サウナに行く日なんて幸せの極みだ。至高。

 

けれど、サウナもサッカーも好きじゃない人からすれば、サッカー観戦もサウナも当然楽しくないわけで、幸せのカケラすら感じることはできないだろう。

 

テレビ番組で大手企業を辞めて、

北海道の田舎町に中古の住宅を買って暮らしている男性が出演していた。

 

超大手企業に在籍していたので、辞めなければ今頃、都心のタワーマンションに住めたはずで、

 

インタビュアーが会社を辞めたことに後悔はないか?と質問をした。

 

男性は間髪入れずに「まったくない!」と言い切り、続けて「求めるものが都心には何もない」と答えたのである。

 

この男性にとっては都心のお洒落なカフェやレストランも必要なく、北海道の自然の方が必要なのだ。

 

自分が何を求めているかを把握できている人は強い。

 

男性は、

 

だれかと比べて出した答えではなくて、

 

自分の中から生まれた答えを導き出していた。

 

昔の写真よりも今のほうが柔和な顔つきをしていて、心から人生を楽しんでいるようだった。

 

この人を見て思った。

 

幸せは自分で決めるものだと。

 

だれにも左右されてはいけないと。

 

だれかと比べる必要なんてまったくない。

 

幸せを決めるのは自分なのだ。